思い込みの恐怖

2015年7月4日 日常
半年近く放置してしまった。

最近、思い込みって怖いなーと思った出来事を一つ。

去年の秋ごろ、2つの薬AとBを同時に摂取することになったんですが、
しばらく摂取を続けていると、持病の慢性蕁麻疹が明らかに悪化。
痒い!!
で、Aの薬についてネットで調べると、知恵袋とか色んなページに私と同じような症状を訴えた書き込みを多数発見。
これはAの副作用だと思い、お医者さんにも「Aを飲んだらこんな症状が出た」と言い、
「この薬が合わなかったんだね」ということに。
Aは病気の治療目的ではなく生理周期を変えるために飲んでいたので、
こういった薬は使えない体質というだけで事なきを得た。
薬を止めてしばらくして症状も消えたし、やはりAが原因と確信。


で、先週の話。
今度はBのみを摂取することに。
・・・痒い!!

・・・となると、もうこれはAじゃなくてBの薬の副作用だったとわかるところ。

ところが、Bは大丈夫だと思い込んでいた&症状が酷くなったのが出張先だったことから、
蕁麻疹は疲れとか精神的な影響が大きいしな…思いBを疑わず、ただの持病の悪化と思い込み・・・。

蕁麻疹を診てもらってる医者の元に行くと、
「蕁麻疹+別の症状が出てますね。かぶれているようですが、何か触れました?」

蕁麻疹と別の症状、と聞いてようやくBの存在を思い出す。

Bの薬は膣錠という坐薬みたいなもんなんですが、
同じ成分の入った塗り薬を塗って昔かぶれたのを思い出す。
なんとなく坐薬で全身に副作用が出るっていうイメージが無かったんですが、
体内に入れてるんだから同じですよね・・・ここにも思い込みがあったわけで(^^;)


色んな思い込みがあったんですが、一番怖いと思ったのが、
ネットの情報でAが原因と思ってしまい、思い込んだ上で医者に話し、
医者の診断結果も「Aが合わなかった」というものになってしまったところ。
変に調べずに症状だけ話せば、AとB両方疑うことが出来たかもしれないのに。
思い込みで、自分の本当の病気を見逃すことになるかもしれないんだなーと。

最近、ネットですぐ調べられるから調べちゃうけれど、
やっぱりちゃんと知識のあるお医者さんに診てもらわないとわからないよね。


少し話は逸れるけれど、ふと『「聞き上手」さんの習慣』って本を思い出した。
病気を治すコツは、医者に「あなたを信頼している」という態度で接することっていう内容があった。
「これこれこういう症状で、これって癌ですよね?私が調べたところでは・・・」
というのは一番やってはいけない聞き方らしい。
「でも、本当はがんなんでしょう?」なんて言われると、
医者は疑われていると感じて話を続けられなくなるとか。


ヤブ医者の話もよく聞くけれど、
素人がちょっと調べただけで「この病気だ!」と思ったり、専門家である医者を疑うって、
失礼だし愚かだよね・・・。

ネットで調べると、病気の症状に限らず何かの意見とか何を調べても、
必ず一致(肯定)するものが出てくるように思う。
ネットは便利だけれど、利用者が増えるにつれて価値を感じなくなりつつある今日この頃。
所詮、タダで転がってる情報だもんなぁ。

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